企業の人材育成とは

人材育成のヒント

働き方改革に女性活躍推進、外国人労働者の増加・・・・。令和元年は仕事に関する大きなテーマがいくつもあります。環境も人も変わっていきます。今の時代にあった人材育成が必要です。今回は企業における人材育成の手法のうち従来から活用されてきた方法について考えます。

企業における人材育成3つの柱とは

企業での人材育成には自己啓発・OJT・Off-JTという大きな柱が3つあります。
まず自己啓発について。ここでいう自己啓発とは自主的に自らの能力を伸ばすことをいいます。
具体的には本を読む、資格を取る、セミナーに参加する等の方法があります。
次にOJT(On the Job Training)は、どこの企業でも実施されていることでしょう。
OJTとは仕事を通して職場の上司や先輩が対象者に必要な知識・技術・態度などを身につけさせることをいいます。
いきあたりばったりではなく、計画的・継続的であることが必要です。
Off-JT(Off the Job Training)とは、日常業務を離れての教育。研修やセミナーが該当します。
他にジョブ・ローテーション(異動)・目標管理制度・人事評価といった組織での取り組みも関係があります。
令和の時代を迎えた今、この組織での取り組みや自己啓発の手段が充実している・これまでとは全く異なる新しい手法がでてきていることが特徴だと私は考えています。この新しい手法については、また追って投稿いたします。

「自己啓発」・・・頼りすぎると悲劇が起きる?

自己啓発はOff-JTに比べると低価格で取り組めるものが多く、仕事やライフスタイルにあわせていつ・どこで・どのように学ぶか自分で決めることができます。なんだかいいことづくめに聞こえますね。では質問です。

あなたの周りにこの自己啓発に取り組んでいる人はどのくらいいますか?

もし何人かの顔が浮かんだなら、どうぞその方々を大事にしてください。
放置しないでください。
実はどのような組織でもこのような貴重な方は1~2割程度の比率で存在します。
少数派、マイノリティです。
その方々を放置すると何が起きるでしょうか。

自己啓発は高い自由度が魅力ですが、個人の好みに任せていると組織の方向性や実務とかけ離れた学習になることがあるので注意が必要なのです。
またもし自己啓発に価値を見出さない上司と仕事をしていると、モチベーションがどんどん下がっていきます。
最悪の場合、「理解してもらえない」とやめてしまいます。
もともと少数派ですから、支援が必要なのです。

一方、多数派の自己啓発に取り組んでいない人はどうでしょうか?

たいていの人はどんなにその必要性を説かれても休みを使ってまで勉強しません。
そんな人達に「自己啓発を!」と言い続けると、反抗期の子供と親のような少々ややこしい関係になってしまいます。
「勉強しなさい!」「やろうと思ってたのに・・・・(やる気失せた)」という状況です。
この状態が長く続いた結果「うちの社員は成長意欲のかけらもないのだ」という悲しい結論に至った経営者がいらっしゃいます。こうなると辛いです。お互いに。
この話には続きがありまして、次回詳しくお伝えします。

では、どうやって自己啓発を人材育成の手法として取り入れたらよいのでしょうか?

形骸化したOJTでは人は育たないのに・・・

どのように育てるか「計画」して「継続的」に教えるのがOJTの本来の姿なのですが、多くの企業では仕事の手順を教えるだけで終わっています。育成担当者達は自分自身の仕事で手いっぱいで、育てる時間を取れないからです。OJTの最大の利点は「フィードバック(成長のためのふりかえり)」なのに、その時間がないのです。

ついでに言うと正しいフィードバックの知識・技術を持っている人も非常に少ないです。
このフィードバックという言葉、覚えておいてくださいね。
今の人材育成のキーワードです。
またいきあたりばったりのOJTが多く、指導方針や内容にばらつきがあることもOJTが機能していない原因です。

もうずいぶん長い間OJTの短所ばかり目立つ状態になっているのに、何の対策も取らず「やっぱりOJT」「最近の若い人は・・・」と言ってる経営者がいかに多いか・・・。
OJTはそろそろ存在そのもの・進め方を考え直す時期にきています。
どのように変えるべきかということも回を重ねてお伝えします。

OFF-JTの王道・研修は効果があるのか!?4つの疑問。

研修には職場では得られない多くの長所があるのですが、効果を疑問に感じている方が多いのも事実です。
果たして、本当に研修は効果がないのか?
その答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
効果がない研修も存在するし、効果を出している研修も存在するということです。

では何が研修の効果に影響しているのでしょうか?
その要因をあげてみます。

  1. 社員:社員のレベルが低いから研修実施しても無駄という説
  2. リーダー:リーダーが人を育てようとしないから研修を実施しても無駄という説
  3. 組織文化:社員がやる気になる雰囲気ではないから、研修を実施しても無駄という説
  4. 研修講師:現場のことはわからない人の研修を受けても無駄という説

いずれも独断と偏見に満ちているようで、でも事実のようでもありますね。
このブログを読んでくださっている方には人材育成の実状や様々な知識をお届けしたいと心から考えていますので、この4つについても次回以降で検証していきます。

以上、今日は企業における人材育成の基本について解説しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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