レジリエンス力トレーニング

レジリエンス力トレーニング講座

概要:レジリエンスとは

レジリエンス(resilience)とは、回復力や復元力、弾力という意味です。
心理学では、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」という意味で使われています。
第二次世界大戦後、戦争孤児達の人生が大きく分かれていることに興味を持った心理学者たちが研究を始めたのがその原点です。心理学では比較的新しい領域で、以前NHKのクローズアップ現代では「折れない心」として特集されました。ストレスを抱える人が増えている今日、多くの方が関心を寄せているトピックといえます。私どもでは、このレジリエンスを次のように定義しています。

  • 困難な状況や逆境に打ち克つ能力
  • ネガティブな体験から立ち直る能力
  • 出来事に柔軟に対応する能力
  • 周りに働きかける能力

「能力」ですから、誰でも習得することが可能です。ただ習得に関しては行き当たりばったりではなく、
レジリエンスに関する基礎知識を学び、適切な方法を知っておくことが重要です。
(長期にわたってレジリエンス力を高め、柔軟性を増すことにつながります。)
レジリエンスを正確に理解し、トレーニング方法を心得ているトレーナーやコーチと共に学ぶことをお勧めします。

 

レジリエンスとは(3分35秒で解説)
声が出ますので、ご注意ください。


Youtubeでご覧になりたい方はこちらから(外部サイトが開きます)。人材育成チャンネル「レジリエンスとは」

効果

レジリエンス力が高まることで、次のような効果があるといわれています。

    • 抑うつ予防に効果的
    • 健康状態の改善
    • 強みの発見・発展
    • 生産的な態度の開発
    • より良い人間関係の構築
    • 人生・仕事における意味の発見
    • パターンからの脱却

 

  • 単なるストレス対策だけではなく、仕事・日々の生活・人生の充実にも効果があります。

カリキュラム

1日コースを掲載しております。

時間 内 容
午前 1.全ての人に必要なレジリエンス
1)レジリエンスとは
2)今注目されている理由
3)レジリエンス強化のステップ
【実習①】ケーススタディ「2人の若手」2.ネガティブ感情の悪循環から抜け出そう
1)ネガティブ感情の種類と特徴
2)気晴らしの方法を持とう
【実習②】気晴らしの方法を試す
■レジリエンスとは一体何か、なぜ今注目を集めているのか、仕事や人生とどう関係があるのか?レジリエンスを強化するためのステップなどを解説。

■ネガティブな感情を抱いてしまうと、そこから抜け出すのが難しい・・・、多くの人が経験してきているはずです。抜け出せないのには、ちゃんと理由があります。ネガティブ感情の特徴を知り、その対策を学びます。

午後 3.思い込みのパターンに気づき、手放そう
1)SPARKモデルを活用する
2)ネガティブな感情を生む思い込みのパターン
【実習③】思い込みのパターンを分析する4.アサーティブネス(自己効力感)を持とう
1)なぜアサーティブネスを持つと良いのか?
2)アサーティブネスを高める方法5. 「強み」を活用しよう
1)自分自身の強みを知る
2)問題解決と目標設定時の注意点
【実習④】強み発見ワーク6. 支援してくれるネットワークを持とう・見つけよう
1)支援してくれる人達とは
【実習⑤】ネットワークの探索7. ポジティブな感情を持つ・.経験から学ぶ
1)成長するとはどういうこと?
2)経験から学ぶサイクル
■レジリエンス強化のツールであるSPARKモデルを参照しながら、人がどのようにとらえ、感情を持ち、どう反応するかをわかりやすく説明します。

■レジリエンスを強化する要素のアサーティブネス(自己効力感。自己肯定感とも表現される)について学びます。

■普段意識することが少ない「強み」がどんな風に役に立つのかを解説します。

■支援してくれる人の存在は、私たちに苦境を乗り切る力を与えてくれます。実習ではどんな人たちにどんな支援を受けてきたか、ふりかえります。

■レジリエンス強化に重要なポジティブな感情の特徴を知って上手に使っていく方法と「経験から学ぶ」とはどういうことなのかを学びます。

<関連トピック>

その他サービス

  1. 柔軟に考えて行動する女性リーダー
  2. 自らを成長に導く
  3. 聴くスキルと話すスキル
  4. 時間をうまく使う
  5. 大きく成長飛躍する
  6. 成長の方向性を知る
  7. 組織を活性化するリーダー
  8. 1on1meeting
  9. 健全なフィードバック
  10. 問題を解決して新しい未来をつくる