フォロワーシップとは
フォロワーシップとは「部下力」のことをいいます。
リーダーシップについては多くの研究がなされリーダーの様々な条件があげられてきました。一方で部下についてはどうでしょうか。マネジメント力や問題解決力、コミュニケーション力といった「能力」については話題にされたり能力強化のための取り組みが行われてきましたが、「フォロワーシップ」「部下としてどうあるべきか」については問題にされてきませんでした。
本来ならフォロワーシップについても考えるべきです。なぜなら組織の大部分はフォロワー(部下)から構成されており、リーダーが力を発揮するにはフォロワーの協働が必要だからです。リーダーが生きるも死ぬもフォロワー次第ということです。
また中間管理職の多くは自らがリーダーであると共に、上司との関係性の中で働く「フォロワー」でもあります。フォロワーシップを理解し実践することは部下の育成・上司との関係性をマネジメントする上で効果的です。
本研修では、フォロワーとリーダーの関係性・フォロワーシップの要素ならびに発揮する方法を学びます。フォロワーシップのセルフチェックも行います。
効果
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- リーダーとの信頼関係を構築します。
- 組織における自らの役割を再認識し、現状への再考を促します。
- 主体性を発揮する人材に成長します。
カリキュラム
1日コースを掲載しております。
時間 | 内 容 | |
午前 | 1. オリエンテーション 2. 自らの仕事を振り返る <実習:これまでの仕事を振り返る>3. 組織の中で働くということ ・ 組織は何のためにあるか ・ 組織のミッション ・ 組織人の責任 ・ フォロワーという立場 ・ リーダーとフォロワーの関係 <実習:職務と役割アセスメント> |
これまで働いてきた経験を振り返り、研修への動機づけを行います。
「組織の中で働く」こと、「フォロワー」という視点から見た上司との関係について解説します。 |
午後 | 4. フォロワーとしてのあり方を考える ・ フォロワーの責任の方向は? ・ フォロワーの仕事と役割 ・ フォロワーのタイプ ・ 役割ネットワークの構築 <実習:自らのフォロワーの傾向チェック> <実習:役割ネットワークの現状認識>5. フォロワーとして成長するために ・ フォロワーの持つ影響力 ・ 役割ネットワークを動かすには ・ キャリアは自分でつくる <実習:ミニ・ケーススタディ> <実習:行動宣言> |
組織でフォロワーが何をすべきか解説した後、受講者がどのフォロワーのタイプ(パートナー・実行者・個人主義者・従属者)の傾向を持つかチェックします。自らのタイプから不足している要素・今後どの方向に成長していくべきかを考えます。また普段どのようなネットワークの中で働き、何を期待されているかを分析します。
今後成長していくために必要な考え方・周囲に働き掛け、動かしていくコミュニケーション・スキルについて解説します。 |
【関連サイト】
- 講師 知念くにこプロフィール
- ブログ 「セルフリーダーシップとは」
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