代表 知念くにこ(ちねんくにこ)プロフィール
神戸市外国語大学卒業後大手アパレルメーカーに入社。あこがれだった仕入れ業務を担当することができ、やる気マックスで働いていた。3年目を過ぎた頃に大きな組織変革があり、業務改善を求められる。ひたすら前向きに取り組むものの数々の壁にぶつかり試行錯誤を続けるが、悩み続け結局限界を感じて退職。社会人生活のスタート時に120%あったモチベーションが6年弱でマイナスになったことに愕然とし、その経験から組織の問題や人材育成に関心を持つようになった。
たまたま縁があって転職したコンサルティング会社でマネジメントや人材育成に関する知識の存在に驚き、感激する。様々な会話、情報、書籍が宝物に見えた。「知識は力だ!こんな知識を持っていたら悩む必要なかったのに!!」と痛感すると同時に「大事な知識が必要としている人に届いていない」ことに気づく。「それなら私が仕事に役立つ知識を伝えよう。すべての働く人に『知識』というツールを手渡し、仕事を楽しんでもらおう。」をミッションとして日々邁進している。知識というツールを多くの人が手にしたらあの時の私みたいな人は減る、そして仕事を楽しめる人が増えて今よりもっと明るい世界になると信じている。
コンサルタントとしての仕事が軌道に乗り始めた頃、一本の電話を受ける。ある研修を担当し良い状態で終えたと本人は自覚していたが、受講者に変化が見られない、あなたは一体何をやっていたのか?との苦情だった。それ以来「相手を動かす」にはどうすればいいか悩みプログラムやテキストの改善を始める。
その後400時間を超えるプレゼンテーションのトレーニング・NLPなどからの学び・14,000人を超える人材育成支援の経験・受講者の背景を理解するための徹底した事前準備から「行動変革プログラム」を確立。本プログラムを導入いただいた組織での実践率は98.2%、参加者の満足度は常に90%以上を維持。導入責任者からは「明らかに勤務態度が変わる」「権利の主張ばかりしていた社員が真摯に仕事をするようになった」、参加者からは「早い段階でこのプログラムを受講できてよかった」「リーダーとしての自信がついた」との感想が寄せられている。また新入社員の離職がゼロになった企業、大阪市での生活保護受給者への就職支援事業では全員が面接合格など多くの成功事例を持つ。
オフタイムには音楽、音楽をテーマにした旅、友人との食事、古い映画・落語鑑賞で気分転換。
2016年1月 フロネシス・マネジメントを立ち上げる
2019年 小規模事業者持続化補助金が採択を受ける
2020年 小規模事業者持続化補助金/ 経営革新計画 が採択を受ける
2022年 書籍「成果が出るチームをつくる方法」出版(つた書房)←クリックするとAmazonのサイトが開きます。
書籍出版記念キャンペーン実施中。詳細お問い合わせください。
【動画】知念くにこ「信念とミッション」
【実績(抜粋)】
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フロネシス・マネジメント設立の想い
代表の知念はメーカーに勤務していた頃の実務経験やコンサルティングの経験をとおして痛感していることがあります。
それは「知識」は私達を助けてくれ、成長させてくれるということ。
新しい知識に出会い、「ああ、あの時にこれを知っていれば・・・」と悔しい想いをしたことが何度もあるのです。
では一生懸命学んで、知識を身につけたらそれで良いかというと違うのです。ここが学生と社会人の大きな違いです。学生はテストやレポートで知っていることを披露すればそれでよいのですが、社会人は持っている知識を「実践」「自分の仕事の中で活用」して初めて「知識を知っている人」と認めてもらえるのです。「実践」することで初めて「何か」が変わります。
ところが、やみくもに何でも実践すればよいかというとそれも違うのだから厄介です。孤軍奮闘・・・では組織としての成果が手に入らないのです。知識を実践して成果にたどりつくには「周りを巻き込み、動かしていく」ことが必要となってくるのです。
知識が役に立つことは容易に想像がつくけれど、「実践することの意味」「上手な実践の方法」は学校では教えてくれませんでした。
そこで組織で働く人々の力になるような知識、組織マネジメントに活かせる知識を様々な形でわかりやすく提供したい、そんな想いでスタートしたのがフロネシス・マネジメントです。
フロネシスという言葉の意味
ギリシア哲学の言葉で「実践的知識」「賢慮」と翻訳されています。野中郁二郎氏は「科学的知識と実践的知識を融合して創造的な行動をとる能力」と定義づけ、今の日本にはこのフロネシスを持ったリーダー「フロネティック・リーダー(賢慮型リーダー)」が必要だと提唱されています。フロネティック・リーダーに求められる能力には次のものがあります。
- 善い目的を作る能力:何が善いことなのかの倫理観を持って、個別の状況の中で判断することが重要。
- 場をつくる能力:知は人間と人間の社会的な相互作用の中で初めて生まれるものなので、互いへの思いやりや信頼・安心などの感情の知(社会関係資本とも呼ばれる)が必須。
- それぞれの現場の背後にある本質を直感する能力。
- 現場で抱いた直感を言語化し、周囲と共有する能力。
- コンセプトを実現する能力:抽象的な概念を実現するには相応のコミュニケーションが必要になるので、人間に対する深い洞察力・人間研究が欠かせない。
- 上記1~5能力(賢慮の能力)を組織全体で共有する力。
いずれも実際に人材育成や組織の課題解決に携わっていて必要性を実感するものばかりで、野中氏のこの提唱には共感を覚えます。6つすべてを兼ね備えることは難しくても、このうち1つか2つの力を習得する・習得するように思考を変えるだけで様々な変化が生まれます。まず、日頃向き合っている仕事への意味付けが変わります。そうすると仕事への取り組み方・進め方も変わるでしょう。仕事の進め方が変われば、当然周囲の反応が変わります。それに伴い組織が変わり必然的に仕事の成果も変わります。
これまでに私どもがご提供してきたプログラムにはこのプロセスが組織内で起きるような仕掛けを織り込み、賢慮型リーダーとしての基礎ができるように構成しています。
参考URL 「賢慮型リーダーシップ「フロネシス」こそ戦略論の要」(科学技術振興機構)
ロゴに込められたメッセージ
デザイナーさんがフロネシスの意味や事務所設立の想いを形にしてくださいました。
宝石の原石の形をモチーフにしたアイコンに「フロネシス=実践的知識」の知の字を重ねています。代表の知念は人の能力は宝石の原石のようなもので、その能力は知識を得ることで磨かれていくと考えています。
そういったコンセプトがぎゅっと表現されているのです。
会社概要
商号 | Phronesis Management |
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所在地 | 〒541-0048 |
TEL | 06-6203-4577 |
設立 | 2016年1月 個人事業主として独立 |
代表者 | 知念 くにこ |
事業内容 | 【法人様向け】 |